道具とのおつきあい

工房ima

2011年02月19日 08:48

陶芸をはじめたころ、
「電動ろくろ」が
大の苦手でした。
(今でも得意ではありませんが)

「同じ大きさ」「同じ形」のものが
ちっともつくれるようにならなかったからです。


同じ学校に通う同級生は 多くが
ろくろを回すのが楽しくて陶芸室に来てましたが、

私は 大きな作業台をほぼ独り占めにして
ちまちまと、手びねりで作業してました。

でも、学校を卒業して
自分のろくろを買って、
それまでとは違う 「お仕事」もするようになってから

「これは、一度にたくさん 丸い形のものができる 便利な道具である」
と、考えるようになって、
ちょっとだけ、つくれるものが増えました。

そしてもっと時間が過ぎると
「これは、自分の手を助けてくれる とてもお利口な助手である」
と、思えるようになりました。

そうすると、またちょっとだけ、つくれるものが増えました。

そして、以前より、ろくろの作業が好きになりました。

もうすこし時間が経つと、
ろくろとどんなふうに向き合うようになるのか。

楽しみです。








こちらの新作

高台はつくらず、足にしました。
もうすこしでコツをつかめそうです。








収納力もあります。






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